やる気のある子とない子 その②
問題は、自信が持てなかった子のやる気の出させ方です。
有名な方法では、「アメとムチ」です。
しかし、この方法では、アメがなくなるとやる気が出ない子になってしまうことが問題となり、
このような外側からやる気を起こさせようとするのではなく、
自分からやる気を起こさせることが大事、
つまり内発的動機づけが説かれるようになりました。
そして、できるだけ強制力によらない勉強をさせることになったのですが、
その結果、学力の低下が問題となり、
子どもたち自身が自発的に勉強にやる気を出すことは、
大人たちの勝手な幻想だということがわかりました。
問題にすべきは、外発的か内発的かではなく、
何を動機付けにつかうかということです。
アメの種類が、お金なのか、名誉なのか、
尊敬なのかは人によって違います。
もともとやる気のある人たちは、
アメとムチを与えることでやる気をそいでしまうけれど、
やる気のない人たちはアメとムチを与えないと勉強しないという当たり前の結論でした。
ある調査では、全体のだいたい2割がやる気のある子で、8割がやる気のない子でした。
子どもひとりひとりのやる気が出るポイントは違います。
例えば、褒めると伸びる子なのか、
叱った方が伸びる子なのかを見極めることも大切です。
その子、個人の性格や特徴を見極めて、
さまざまなやる気の出し方、出させ方を知っておくとよいですね。
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