わかったつもり症候群
「わかったつもり症候群」とは、
自分の理解度を正確にモニターすることが出来ないため、
自分の現状の問題点に気づくことが出来ず、
そうした気づきの欠如が危機感の欠如を招き、
その結果、
何の改善策も取られず、
成績の低迷が続くというものです。
わかったつもりを防ぎ、
成績の向上を目指すには、
勉強している時の姿勢や
問題を解いている時の姿勢を
振り返るように心がけるのが有効です。
たとえば、
テストの成績が悪かったとき、
「頭悪いのかな」
「勉強に向いてないのかも」などと
思えばモチベーションは下がり、
どうせ勉強しても無駄だと開き直ってしまいます。
(もちろん、周りでも本人にそう思わせない配慮が必要です。)
でも、
自分を振り返って、
「成績の良い〇〇ちゃんは、
遊んで帰っても、
いつもきちんと宿題をやってくるけど、
自分は遊んで帰ると疲れて、
まあいっかと思って、
いつも宿題をやらずに寝てしまうから
ダメなんだ」
「宿題やらなくちゃと思っても
ついテレビを見たり、
ゲームをしているうちに
遅い時間になって、
宿題を適当に片づけることになってしまってるな」と、
気づいて、投げやりにならずにすみます。
そして、宿題をやる時間を確保するには
どうしたらいいか考えるなどの
対処行動がとれます。