致道館中入試対策⑧(令和5年東桜学館中入試問題解説)

大問3の4

(1)

平均値の求め方の手順を読んで、式の誤りを正して、直した式になる理由を書く問題です。平均は、「全体の合計÷個数」で求められることを前提として、

(誤)264÷11=24

(正)264÷12=22

理由は、データは11ヶ月分ではなく、12ヶ月分あるから。

(2)

平均値を求めずに、中央値を用いて、データの大小を判断する問題です。

中央値は、データを小さいもの順に並べて、データの中で真ん中の値です。

7月のボランティアの人数は、小さいもの順に並べると、

後ろから3番目なので、秋代さんは大きいと考えた。

(3)

円グラフを書く問題です。

円グラフを書く前に、百分率で各実験の割合を表さなければなりません。

「各実験の人数÷80人×100」で

各実験の割合が求められます。

それを円グラフに書きます。

 

ただ単純に問題に答えて当たればOKではなくて、

その求め方、プロセスを重視した問題です。

この問題に限らず適性検査自体、

丁寧に解く過程、プロセスを見たいという出題者の意図を感じます。

こうした問題に対して、普段の勉強でできることは、

ドリルや問題集をただやっていればいいのではなく、

子どもの思考のプロセスを丁寧に聞いてあげる必要があります。

「なんでそう考えた?」「理由は?」など、

できるだけお家で丁寧に聞いてあげることが大切です。