致道館中入試対策⑦(令和5年東桜学館中入試問題解説)
大問3の2
1辺の長さが6㎝の正方形の半透明のシートA、B2枚を使って、
シートBの1つの頂点をシートAの対角線の交点に重ね合わせたときに、
緑色に見える部分の面積は?
上の条件以外で、どういうふうに重ね合わせるかは自由です。
一番わかりやすいのは、
シートBの2辺がシートAの頂点を通る場合を考えると、
重なった部分の面積は、シートAの4分の1になります。
なので、正方形の面積:6㎝×6㎝=36平方cm
正方形の面積の4分の1:36平方cm÷4=9平方cm
大問3の3
溶解度(溶ける物質や温度によって水に溶ける量が変わる)の問題です。
(1)
グラフから、
食塩とミョウバンでは、
食塩は水の温度変化で溶ける量は変わらないが、
ミョウバンは温度が高いほど、多くの量が水に溶けます。
でも、20℃ではまだ食塩の方が溶ける量が多いことを
グラフから読み取れればOKです。
(2)
60℃のお湯にミョウバンを溶かすと約58g溶けます。
60g溶かそうとすると2グラムくらいとけ残ります。
そこで、水を200ml加えたところ、
溶け残ったミョウバンは溶けず、
すでに溶けていたミョウバンが再び出てきました。
なぜでしょう?
加えた200mlの水が、ポイントになります。
それが60℃のお湯だったら、溶ける量は増えますが、
「水」ということなので、お湯に水を入れたら…
当然、水温は下がりますね。
よって、水に溶ける量、溶解度も少なくなります。
以上より、ミョウバンが再び出てきます。
小5の理科で学習した内容です。
大問3のふりこの問題も小5の理科の学習内容です。
小5の理科は忘れているかもしれませんが、
必ず復習しておきましょう。