9月のスタッフ勉強会
前回に引き続き、「実存主義」について勉強しました。
今回は、実存主義の有名なフレーズ
「人間は自由の刑に処せられている」がテーマでした。
サルトルの「嘔吐」から
①すべては偶然
↓
②無意味で不条理
↓
③自由(良い方向にも悪い方向にも自分で選べる)
↓
④不安(どうなるかわからない)
自由に選ぶことができるけど、
自由に選んでも結果がどうなるかわからないので、
不安で一歩が踏み出せない。
高校2年生の現代文の教科書にでてくる
中島敦「山月記」の主人公である李徴
もこのパターンにあてはまります。
李徴は、公務員を辞めて詩人になろうとしますが、
不安から発狂して、虎になってしまいます。
人間は、実存が本質に先立っていて、自分で自由に選択ができます。
しかし、それゆえに孤独でつらい部分もあります。(続く)
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