2021年山形県公立高校入試速報(数学④解説)
山形県の公立高校入試が昨日行われました。
受験生の皆さん、おつかれさまでした。
学院生の話を聞くと、数学が難しかったという声が多かったです。
特に第3、4問が難しかったようでしたので、第4問の図形問題を解説したいと思います。
第4問
1
∠BGE=40度なので、対頂角の∠CGFも40度になります。
仮定よりAB平行DEより、同位角は等しいので、∠CGF=∠CBO=40度。
三角形OBCはOB=OCの二等辺三角形なので、底角は等しい。
∠CBO=∠OCB=40度。したがって∠AOCは、三角形OBCの外角なので、
外角は隣り合わない内角の和に等しいので、∠AOC=40度+40度=80度
2
〔証明〕
三角形OCHと三角形OEFにおいて
共通なので、∠COH=∠EOF … ①
半円の半径なので、OC=OE … ②
三角形OCBはOC=OBの二等辺三角形なので、
∠OCH=∠OBC … ③
仮定より四角形OBGDは平行四辺形であり、平行四辺形の対角は等しいから、
∠OBC=∠ODE … ④
△ODEはOD=OEの二等辺三角形だから
∠ODE=∠OEF … ⑤
③、④、⑤より
∠OCH=∠OEF … ⑥
①、②、⑥より、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、
△OCH≡△OEF
3
2の証明の△OCH≡△OEFより
△OCHと△OEFの共通部分四角形FGHO以外の部分、
△CFGと△GHEは面積が等しい。 … ①
△ODE∽△HBO(2組の角が等しい)より
DE:BO=OE:HO
6:4=4:HO
HO=3分の8
HE= OE - HO = 4 - 3分の8 = 3分の4
(HEは、△GHEの1辺)
△ODEは、底辺6㎝。高さは、OからDEに垂線を引いて直角三角形をつくり、
三平方の定理を利用すると、√7。よって△ODEの面積は、6×√7÷2=3√7。
△ODEと△GHEは相似で(2組の角がそれぞれ等しい)、その相似比は、4:3分の4=3:1
面積比は、相似比の2乗なので、△ODE:△GHE=9:1
3√7:△GHE=9:1
△GHE=3分の√7
高校入試全入時代、
どの高校に入ったかより、
自分がどんなレベルなのかが問われます。
さあ、新しいスタートをきりましょう。