方言しゃべって、元気になろう

東北地方の方言は、寒い環境のせいもあり、口を大きく開かず、聞き取りづらい方言です。

そのため、他の地域からの評価としては、閉じた言語、何を言ってるのかわからない、劣った言語だから、方言を捨て、標準語を話せるように教育していくという流れがありました。

その成果として、今は方言が消滅しつつあります。

そんな中で方言が見直されています。

例えば、ハワイは、100年前くらいにアメリカの植民地になり、英語を強要されて、60年前にハワイ語は日常的に使う言語としては消滅しました。しかし、現在、ハワイ語を復活させようとしています。

本当のグローバル化は、何か標準的なものにみんなが従ったり、合わせていくものではなくて、それぞれの地域の個性を優劣なく認め合うような世界です。つまり、それぞれが自立するという事です。

何となく、方言を話している方が、標準語で話すより、元気になりませんか?

もともと、標準語は明治時代に学者がつくった言葉です。

方言は、明治時代よりもっとずっと前に、私たちの祖先が話してきた、生活に根付いた言葉の結晶です。だから、そういう方言には力があります。

例えば、「さわらないで」より「ちょすな」のほうが、言葉力がありませんか。

方言が消滅しつつある今だからこそ、日常生活の中に方言をとりいれて、元気になりましょう。