致道館中入試対策⑥(令和5年東桜学館中入試問題解説)
大問3の1
山形県産業科学館にも展示してある「フーコーのふりこ」に関する問題です。
(1)金属の伸縮性についての知識です。
熱くなると伸びて、寒くなると短くなります。
同じ理由から、鉄道の線路に切れ目があることも知っておくとよいでしょう。
(2)ふりこの実験の問題です。
ふりこのペットボトルに水を500mL入れたものと、
250mL入れたものでは、1往復にかかる時間が異なります。
その理由を説明する問題です。
ふりこの性質を知らないとわかりません。
ふりこは、長さが長いと往復の時間が長くなり、短いと時間が短くなります。
ペットボトルの水が多いと重心が上になり、
少ないと重心が下になるので、
多い場合は長さが短くなり、少ない場合は長さが長くなります。
よって違いが生じます。
理科の知識を覚えることも重要ですが、
日常生活の中で、自然現象や身近な物質現象に
好奇心からなぜそうなるのか?
という疑問を持てるということも重要です。
理科が苦手な人やあまり興味がないという人は、
ぜひ「山形県産業科学館」に行ってみることをおすすめします。