記憶するコツ①「書いて覚える」を減らす

勉強方法・・・暗記のすすめ

記憶するコツ① 「書いて覚える」を減らす

 

 

前回お話ししたように学習においては、

①正確に覚えること、

②すぐに使えるように即座に思い出せるように覚えること。

が、重要になります

 

「記憶するコツ」で、なんといっても重要なことは、とにかく反復することです。

一般に、同じことを何度も繰り返すことで、

記憶のための神経回路が太くなり、

スムーズに信号がやり取りできるようになります。

ここで注意したいのは、

「書いて覚える」ということを、なるべくしないようにしよう、ということです。

ノートに何度も書いていて覚える派はわりと多いですが、

書いて覚えるのは最後の手段。

書いてしか覚えられないものを覚えるときにだけにしましょう。

 

記憶するコツの基本は、声に出してくり返すことです。

理由の第1は

声に出すことは書くよりも非常に時間が短いということです。

これは、すなわち繰り返しの回数を確保できるということです。

同じ回数を繰り返すのであれば、読むよりは、書く方が記憶に残りやすいのですが、

書くのはとにかく時間がかかります。

画数にもよりますが、実際に時間を計ってみるとよくわかりますが、

読む時間のおよそ7・8倍から15・16倍ほどの時間がかかります。

1回書くうちに、7回ほど声に出したほうが、はるかに記憶の定着度が高いのです。

 

理由の第2は

声をだすと眠くなりづらいということです。

とかく、記憶は手を動かさないと黙読しながらになってしまい、

既にやったことの繰り返しで新鮮さが少なく、

刺激が少ないので眠くなってしまいがちです。

そこで、口を動かして声を出すことで、

目、口、耳などの感覚器官を総動員して脳を活性化させることで、

眠気をブロック。

記憶の定着を強化できるのです。

 

第3の理由は

書かずに声に出すという学習方法は、机やいすがなくともできる方法であることです。

「机に向かっての勉強」は、

つい机にひじをついたり、机に突っ伏したりと、

ゆっくりしがちです。

 

ついでに、立って記憶する、歩きながら記憶するという発展バージョンはおすすめです。

学校の登下校の時に歩きながらの記憶は、きわめて効率がよくおすすめです。

 

ぜひ、音読によって繰り返す回数にこだわる勉強を実践してみてください。

(R04.9.13)

 

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