三つめの庄内
YBCで「三つめの庄内~余計者たちの夢の国~」
というドキュメンタリー番組を見ました。
青森県六ケ所村に「庄内」という地区があるのを知っていますか?
山形県の庄内と深いつながりがあります。
戦前、戦中と東北地方の農村は凶作や土地や家族制度の
構造的な問題で貧困にあえいでおり、農家の二男や三男は
余計者として外に出されました。
中国の東北部に満州国が建国され、
開拓団として庄内からも長野県に次いで
多くの開拓民が満州に渡りました。
しかし、敗戦により多くの犠牲者を出しながら、
命からがら帰国した余計者たちに戻る場所はなく、
再び日本国内で新たな開拓地を探して、
やっと見つかったのが青森県六ケ所村などの地域でした。
青森県六ケ所村といえば、原発があります。
戦後、国策として原発の開発の波が六ケ所村に押し寄せたとき、
庄内の人たちはリーダーを中心に一致団結して、
目先の利益よりも長い目で地域に根差した生活を優先して、
酪農で生きていく道を選び、
現在も開拓二世、三世の方々が生活しています。
時代に大きく人生を左右されながらも
どんな苦難にあっても団結して立ち向かう
地域の先人たちの庄内魂を感じました。
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