スタッフ勉強会を実施しました。
7月のスタッフ勉強会は、「実存主義」について理解を深めました。
入試現代文でも頻出のテーマです。
実存主義といえば、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルが有名です。
実存主義とは、
「人間の本質はあらかじめ決められておらず、実存が先行した存在である。」
車やイスは、移動するための道具だったり、座るためのものだったりします。
車やイスはあらかじめ目的があってつくられている物です。
しかし、人間はだだ生きている存在で、そこに意味はありません。
「だからこそ、人間は自ら世界を意味づけ行為を選び取り、自分自身で意味を生み出さなければならない。」
だから、大変だと思うけど、自分で好きなように意味を選んだらいいよ。
実存主義の立場から言うと、
「生きる意味が分からない」という悩みは、人間らしい悩みで、まったくその通りなので、
次のステップ(生きる意味を自分でデザインしたり、自分で選び取る段階)にすすみましょう。