共通テストを振り返る
今年の大学入試では、「センター試験」が「共通テスト」へと名称が変わりました。
記述式の導入、英語4技能を見るための外部試験の導入など、
大きく変わる予定でしたが、これらは今年は見送られました。
しかし、改革の方向へ少しずつ変化しています。
英語(リーディング)において、
発音・アクセント問題と文法問題が出題されませんでした。
これは、単純な知識・技能で解ける問題の出題を減らし、
思考力・判断力を重視しています。
文章の内容としては、「日常生活において英語を読むこと」を強く意識した、
友人とのメールやファンクラブの案内、レビューサイトやブログ、英語講師とのやりとりのメール、また授業で用いるという設定の文が出題されました。
日常的な英文をすばやく読み解く力に比重が置かれています。
様々な個所で述べられている内容を総合して正解を選ぶという設問(課題解決型問題)が増え、
より思考力と判断力が求められるようになりました。
したがって、
知識の暗記だけでなく、その知識の応用ができるように、
知識に慣れ親しんで、有機的に知識を結びつけることが
できるような学習を心がけたいですね。